薬剤師の求人 状況は売り手市場とは限らない！これからはどう変化する？

薬剤師の求人 状況は、少しずつ変化しています。
この記事を読んでいるあなたは、もう気がついているかもしれませんね。
医療系の職業の中でも、薬剤師の求人は売り手市場といわれています。

求人に比例して薬剤師の数も増加し、
2009年には資格を取った人が14000人を超えたといいます。
しかし、2011年に薬学部が6年生に移行した影響があり、
一時的に薬剤師資格の保持者は減少しました。

それでも2012年には約10000人に増加し、
今後も少しずつ増えていくことが予想されています。
こうしてみると、まだまだ売り手市場が続いていくように思えますが、
早くて2・3年、遅くても5年以内に終了すると見込まれています。

薬剤師の求人 状況が変化する前に、
現在の薬剤師を取り巻く状況を整理しておきましょう。

最も大きな変化といえば、2009年に開始された「登録販売者」資格の導入です。
この資格があると、薬剤師の資格を持っていなくても薬を販売できるようになるのです。
ただし、登録販売者が販売できるのは、
OTC薬品の中でも比較的副作用の危険性が低い薬品だけです。

あなたが薬局やドラッグストアに行くと、
薬のパッケージに「第2類医薬品」「第3類医薬品」などの言葉が目に入ると思います。
これは薬の副作用の危険度を表しており、登録薬剤師が販売できるのは
第2・第3類医薬品の2つです。登録販売者資格をもつ人材がいれば、
薬剤師を雇うコストが減らせます。

また、薬のネット販売を事実上解禁するという動きも出ていて、
これまで薬剤師との対面販売が原則であった薬の販売事業にも影響を及ぼしています。
薬の副作用の危険性をどう説明するかという安全性の問題と、
薬剤師の働く場所が減るという雇用の問題が、ネット販売解禁には潜んでいます。

薬を販売するという薬剤師の仕事が、今後減っていくかもしれません。

薬剤師の求人 状況は、今後確実に変化していきます。
しかし、薬剤師の需要自体が減ってしまうわけではありません。
求人の需要は地域によってばらつきがあります。
人口が過密する都市部では薬剤師の求人も減っていますが、地方では
まだ人材不足が続いています。よって、常に求人が出されているという状況です。

地方の薬剤師求人状況を見ると、都市部に比べて給与が高いところが多いです。
特に調剤薬局の求人は、都市部よりも高い給与となっています。

地方に限っていうならば、薬剤師の需要は増えていると言っていいでしょう。
少なくとも、薬剤師の仕事が0になるということはありません。
薬剤師にしかできない仕事は、確かに存在します。

薬の調剤や管理はもちろん、専門家の視点から相手の様子を見て、
薬を安全に発行することができます。

医薬品はもちろん、OTC薬品の中でも副作用が強い第1類医薬品を取り扱うときは、
薬剤師の力が欠かせないものとなるでしょう。
今の薬剤師の求人状況がどうなっているか知りたい！というあなたは、
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まだ薬剤師の求人がたくさんあることが、わかっていただけると思います。