薬剤師の転職は祝い金がもらえるかもしれません。その仕組みとは？

薬剤師の転職は祝い金がもらえることがあります。
すべての転職支援サイトで導入されているわけではないのですが、
サイトによっては転職に成功した薬剤師に祝い金を発行しているところもあります。

金額もサイトごとにことなり、10～50万とばらつきが出ました。
この金額は必ずしも満額をもらえるのではなく、転職後の年収によって支給される
金額が決定されます。祝い金は一度にもらえるわけではなく、
何か月かに分けて分割で支払われる仕組みになっています。
支給の途中で退職すれば、祝い金はもらえなくなってしまいます。
転職を成功した人に支払うものですから、当然といえば当然ですね。

薬剤師の転職で祝い金はどこから出るの？

こんな疑問をあなたが抱くのも当然です。
転職支援サイト自体は無料で利用できますし、
祝い金を発行するならサイトにとっては赤字になってしまいます。
それなのにどうして祝い金を発行するのか。

そこには、求人を出す側の「よりよい薬剤師が欲しい」という思いがあるのです。
実は、祝い金は転職支援サイトから出されるものではありません。
求人先から出されるものなのです。疑問が解けないあなたに詳しく説明しましょう。

転職支援サイトを経由して求人を出すとき、雇用者はサイトに対して
紹介料を払います。これは転職支援サイトの利益となり、
採用が成立した時に受け取ることができます。

祝い金を出すときは、通常の紹介料よりも多くのお金を受け取ります。
そして採用となったとき、サイト側は多く受け取った分を薬剤師に還元するのです。
これが、祝い金が発行される仕組みです。

募集者としては通常の採用活動よりもコストをかけているわけですから、
求める薬剤師もレベルが高いものとなります。
つまり、転職活動の難易度も高くなるのです。

薬剤師の転職は祝い金にこだわりすぎないことが大切です。
祝い金とは、あくまでも転職をサポートするための制度です。
祝い金がないからと言って求人への応募をあきらめる、
ということは絶対にしないでください。

求人はまず、募集されている職種や条件をしっかりとみて決めましょう。
あなたの希望と一致しているか、提示されている条件に間違いはないか。
きちんと納得して選ぶことが大切です。

なお、祝い金を目当てに転職を繰り返すことは禁止されています。
最悪、求人を紹介してもらえなくなるかもしれません。
単に祝い金をもらうためではなく、長く働き続けることが大切です。
この点を踏まえて、求人を選びましょう。