薬剤師の不満はどこから生まれるのか、知りたいあなたへ

薬剤師の不満が大きくなる理由として、
収入と仕事の釣り合いが取れていないことがあります。
毎日忙しく仕事をしているのに、給料が上がらない。
という不満を抱えている薬剤師は多いです。
あなたは、現在の仕事に対して収入が見合っていると感じていますか？

実は、薬剤師は業種によって給料体系も違ってくるため、
同じ薬剤師でもどの業種に勤めているかで収入も変わってきます。
例えば、薬剤師が働く代表的な場所として、調剤薬局がありますよね。
調剤薬局に勤める薬剤師の給料は、国の定める診療報酬によって変化します。
診療報酬が上がれば給料も増えますが、最近は引き下げ傾向が続いているので、
なかなか薬剤師の給料は増えません。

また、調剤薬局の場合、薬剤師1人が扱える処方箋の枚数も
決まっているので、ますます給料が増えにくいという現状があります。
同じ理由で、病院の薬剤師も給料が増えにくいです。

一方、ドラッグストアや製薬会社は、
会社の業績や薬剤師個人の成果で給料が決定するので、
収入を増やしやすい業種です。

薬剤師が不満を抱くのは、仕事や給料のことだけではありません。
人間関係にも、不満は表れています。
薬剤師の場合、正社員同士で上司や同僚、
部下に対して不満を持っているケースもありますが、
意外と多いのが、正社員とアルバイト・パート間の不満です。
具体的にはどんな内容なの？

と、気になったあなたへ。
パート・アルバイトとして働く薬剤師が不満に感じていることは、
正社員薬剤師に対して意見を求めにくかったり、
対話する時間が取れないことです。

薬歴作成や服薬指導など、業務に必要な知識について相談したくても、
正社員薬剤師に相談する時間が取れないこと。
この点を不満に感じている、パート・アルバイト薬剤師が多くいます。

一方、正社員薬剤師がパート・アルバイト薬剤師に対して抱いている不満には、
仕事をするうえで必要なスキルが身についていない、という声がありました。
本当は仕事を任せたいけれど、スキルの低さが心配でできない。
そのため、自分の仕事が多くなってしまうことを不満に感じています。

薬剤師の不満は、自分の努力次第で解決が見込めるものと、
そうでないものがあります。

例えば、あなたが給料の低さに不満を抱いているとしたら。
転職を考えた方が、不満を解決できます。
元の職場にとどまって収入の不満を解決するには、
職場の制度そのものを変える必要があります。
これでは時間もかかりますから、思い切って転職した方がいいです。

あなたが給料アップのために転職するなら、
調剤薬局や病院などよりも、ドラッグストアや製薬会社がお勧めです。
一方、人間関係の場合は、転職するべきか判断するのが難しいです。
原因が相手にあるのか、自分にあるのか。

仮に、不満の原因が相手に会った場合は、
転職するしか解決の手段はありません。

しかし、自分に原因がある場合は、その場にとどまって解決することもできます。
相手への接し方や、考え方を変えることで、
人間関係の不満も解決できる可能性があります。
転職の判断を決める前に客観的な第三者の意見を求めた方が良いでしょう。
転職支援サイトなどを使って、相談してみてください。